エンヤはアイルランドの北、ドゴニール州グウイドー出身です。伝統音楽とクラッシック、そして最新の録音テクノロジー駆使した、エンヤならではの幾重にも幾重にも重なり合った独特な音は、まるで水の波紋のように世界に広がりました。

 彼女の素顔を垣間見たとき、何故か、わたしは日本人であることを強く意識しました。

 エンヤは映画「地球交響曲第1番」に出演しています。自主上映でしか目にすることのできない映画ですが、日本全国のどこかで上映され続けている人気のある作品です。

 第1番は4部構成になっていて、映画の一番最後にエンヤが登場します。ケルト美術研究家の鶴岡真弓が案内人になり、彼女の故郷アイルランド北端の小さな村を出発点に、アイルランドの自然とケルト遺跡を訪れる旅が映されていました。

 エンヤのメロディはアイルランドの古代ケルト民族の魂をも引き継いだ遥かな時の流れをあわせ持っています。それが聴くものの心を無意識にゆさぶるのかもしれません。

 しかし、実はそれは私たちも例外ではありません。どこかに日本人として、心の奥深くで目を覚ますことなく眠っている何かがあるのです。

Enya CD Reprise 1997/11/11 ¥2,035

Orinoco Flow
Caribbean Blue
Book of Days
Anywhere Is
Only If...
Celts
China Roses
Shepherd Moons
Ebudae
Storms in Africa
Watermark
Paint the Sky With Stars
Marble Halls
On My Way Home
Memory of Trees
Boadicea

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