アメリ

2004年2月27日 心に残る映画
 本国フランスでは、公開されるやいなや1週間で120万人を動員した「アメリ」は日本で公開されてからも話題の映画だった。この映画を見逃したのを後悔している。「アメリ」は何度でも見たくなる映画だ。

 ハリウッド映画を見慣れてきたので、フランス人の感性には新鮮さを覚えた。それに思わずうっとりとしてしまうエッセンスが加味されている。

 「デリカテッセン」や「ロスト・チルドレン」「エイリアン4」の監督であるジャン・ピエール・ジュネが、明るくて前向きな映画を作ったことがないことに気付き、チャレンジするつもりで製作したという映画である。

 ストーリーはジグソーパズルを仕上げるような感じがある。ひとつひとつのピースは意味を持たないけれど、それらが繋がると美しい絵ができあがる・・・最後のピースはもちろんアメリの恋心・・・すべては幸せという名のもとに収束していく。

 音楽はヤン・ティルセンというフランスでは「サントラの神様 」と評されている人とのこと。モンマルトルという映画の舞台にぴったりな繊細なメロディだった。

----------------------------------------------------------

DVD ビデオメーカー 2002/08/02 ¥4,700

 モンマルトルの街で夢見がちに生きる若い女性の軽やかな日常を描いた、ポップなヒロイン・ムービー。22歳のアメリ(オドレイ・トトゥ)は、ある日“他人を幸福にする喜び”に目覚めて密かな悪戯にひたっていく。

コメント