Lucy Maud Montgomery (ルーシー・モード・モントゴメリ)は「Anne of Green Gables(赤毛のアン)」という小説でプリンスエドワード島という類まれな美しさにつつまれた緑の島を世界中に知らしめたカナダを代表する女流作家です。

 まだ、一度も読んだことのない方、そして、もしかしたら「赤毛のアン」一冊だけを読んで、それで終わりと思っておられる方もみえるかも知れませんね。

赤毛のアン(Anne Of Green Gables)

アンの青春(Anne Of Avonlea)

アンの愛情(Anne Of The Island)

アンの友達(Chronicles Of Avonlea)

アンの幸福(Anne Of Windy Poplars)

アンの夢の家(Anne’s House Of Dreams)

炉辺荘のアン(Anne Of Ingleside)

アンのめぐる人々(Further Chronicles Of Avonlea)

虹の谷のアン(Rainbow Valley)

アンの娘リラ(Rilla Of Ingleside)

アンの村の日々(The Road To Yesterday)

 アンの物語は短編集も併せると10冊以上にもなります。このシリーズの他にも数々の書物を出版しています。「赤毛のアン」のイメージが強いので、少女向けの物語と思われがちで、あまり人に知られていませんが、恋愛小説もあります。

 わたしにとってモンゴメリの作品の魅力は自然への畏敬の念です。一本の樹にも、その命に愛しさを感じる優しい心です。もちろん、物語の中ではアンが語るのですが、それは作者自らが普段から感じていることの現れで、それを小説に投影しているに過ぎないと感じるのです。 

ISBN:4062704013 単行本(ソフトカバー) ルーシー・モード・モンゴメリ 講談社 1999/05 ¥1,680

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