この本の副題は「自分の成長に大切な人を間違えるな」である。

 正直に告白すると、わたしは、ここの数ヶ月「ネット荒らし」の様々な被害を受けている。それで[HOME]にリンクしてあった掲示板も閉鎖せざるを得なくなった。

 最初は、そういう悪戯にいちいち腹を立てて怒っていたのだが、悪戯する側に立って考えてみることにした。こういう行為で満足感を得る人の心理とは、いったい何なのだろう?

 少なくとも、こういう行為は、その人の成長の助けにはならず、逆に妨げている。この本の中にも書かれているが、私という居場所を知らずに、ただ、さすらっているだけの様に思う。

 さらに悪いことに、自分が価値のない人間であるということを確認するために、人を不快にしているということに気がついていない。これは、自分自身を肯定できなくなるので、恐ろしいことだと思う。

 もっと自分自身を大切にして欲しいと思う。

ISBN:456956593X 文庫 加藤 諦三 PHP研究所 1993/11 ¥510

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